キミは「にかけ」を知っているか

私が、「にかけ」に出会ったのは、今から約15年前のことでした。 とその前に、最初に「にかけ」について説明します。「にかけ」とは、「にかけうどん」のことです。「にかけうどん」は、愛知県三河地方特有のうどんで、一般的に言う「うどん」と「スープ」だけの「かけうどん」に相当するものですが、「かけうどん」と大きく異なるのは、ただ「うどん」と「スープ」があるだけでなく、そのトッピングの多さに特徴と驚きがあります。 私が初めて「にかけ」と出会ったのは、妻と知り合った15年程前のことです。 妻は、愛知県三河地区に住んでいました。私は静岡県住んでいました。妻と知り合ったのは、ふとしたきっかけでメールのやりとりが始まり、そのうちに、妻の方から、一度、私の住んでいる街に行ってみたいという事で、電車で来てくれました。その後、私の方からも妻の街に行ったり、お互い毎週末に行ったり来たりを繰り返すうちに、交際が始まり、1年ぐらい経った頃に、自然な流れで結婚を意識し始めて、一緒になりました。その頃に、妻の住む街で、私は初めて「にかけ」を知ることになったのです。 「にかけ」にも色々あるようですが、私がしょっちゅう行くお店は「勢川」です。ここの「にかけ」を最初に食して以降、私は完全に「にかけファン」になってしまいました。かわいい妻に一目ぼれしたように、素朴で美味しい「にかけ」にも一目ぼれしてしまったのです。 「にかけ」の良さは、実際に食べてみればわかると思いますが、残念なことに、これを食べられるのは、愛知県三河地方周辺のみなので、日本の殆どの地域では、この美味しさを味わうことが出来ません。又、「にかけ」のもう一つの良さは、ざっくり500円と言う値段の安さです。値段の安い「うどん」そのものは、いくらでもあると思います。有名なところでは、丸亀うどん、はなまるうどん、その他にも駅や大きな道沿いになる立ち食いうどん等、どれもそこそこ美味しくて安いです。なので、それらの有名なチェーン店の「かけうどん」にネジでも沢山トッピングしてもらえれば、かなり「かけうどん」に近づくことになります。しかし、「にかけ」には、「かけ」にはない凄さがあります。それは、先にも触れましたが、トッピングの種類の多さです。美味しいスープにネジは当然入っていて、それに加えて、ほうれん草、油揚げの刻んだもの、かつお節も入っています。最初に頼んだ時は、正直、妻に「かけうどん」を頼みたいって言ったら、「かけうどん」ってのはないから、「にかけにしたら」と言われて注文し、「かけうどん」を想定していたので、ビックリ驚き、危うく店員さんに「私、きつねうどん頼んでいません。かけうどんを頼みました。」と言いそうになりましたが、どうやらこれが三河地方の「掛けうどん」だったようです。兎に角、そのちょっと一品と言った心使いと言いますか、サービス精神を、今年のお盆も妻の実家への帰省で、味わいました。あと、何故か、「にかけ」に加えて、スイーツやコーヒーもおまけで付いてきます。これで約500円なので、このコストパフォーマンスは、ちょっと他の地域では考えられないです。ここに住んだら、他では住めないかもしれません。 以上、温かい気持ちにさせてくれる「にかけ」のお話しでした。その他にも、愛知にはモーニングと言った風習もあり、同じ値段で、サービスが沢山あるこの地方特有の「おもてなし」には、毎度頭が下がり、見習いたいです。

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